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わかんないけど思ったことを書きます

ティッシュポップコーン世界大会本気で勝ちに行く ~2日目~ポップコーンの分析(1)

こんにちは。
ティッシュポップコーン世界大会2日目ですね。世界中で盛り上がりがどんどん加速してきている時期かとおもいます。
それではさっそく、今日は塩味系ポップコーンの分析から始めていきたいと思います!

塩味系ポップコーン紹介

それでは、手元にある塩味系ポップコーンをご紹介しましょう。

1.濃厚な塩バター風味のポップコーン(セブンイレブンオリジナルブランド)
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会社近くのセブンイレブンで購入。
塩バターの手堅い味付け。コンビニ界王者としての風格が感じられます。
ちなみに店舗にあった最後の1つを購入しました。ポップコーンティッシュ大会の熱狂っぷりが伺えます。

2.ふんわりポップコーン 2種のあっさりしお味(ファミリーマートオリジナルブランド)
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マイルドさの異なる2種類の塩による味付け。あっさりとした中にも独特の塩加減を楽しむことができます。
ファミマはこのポップコーンと味変系の2種が置いてありました。

3.ポップコーンしお味(トップバリュー)
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飛ぶ鳥を落とす勢いのトップバリューオリジナルブランド。
塩のみですが、他の塩味ポップコーンと比べてもかなりあっさりめの印象を受けました。

4.塩のみで味付けしたポップコーン
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こちらはスーパーで購入。塩のみと商品に冠するだけあってあっさりめの味付けです。

5.化学調味料無添加ポップコーン
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深川油脂工業株式会社の商品。これは成城石井でも売られていた期待の一品。
味は塩ですが、かなり薄い。無添加というだけあってやさしい味わいとなっています。

6.マイクポップコーン塩バター味
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これが日本のポップコーン最大手ではないでしょうか、マイクポップコーンの王道塩バター味。
塩バター系にしては珍しく、目に見えてポップコーンにパウダーがかかっています。
パウダーの効果もあってか濃厚かつジャンキーな味わいです。


7.レモンの酸味とチキンのうま味スナックミックス(セブンイレブン)
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会社近くのセブンイレブンで購入。
これはポップコーンなのか微妙といえば微妙なのですが、まあポップコーンかなというところ。
味はコンソメ風味にレモンの爽やかな味が効いています。少し癖のある味わいなので人を選ぶかも。

8.マイクポップコーン九州しょうゆ味
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マイクポップコーンの味バリエーションその1。
しょうゆ味というだけあってしょっぱめさの強い、口の中に残る味付けとなっています。
マイクポップコーンは量が少なめですが、この味付けだとこの量で十分すぎるかな、という感じです。

9.マイクポップコーン桜えび塩味
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マイクポップコーンの味バリエーションその2。
かっぱえびせんのようなエビ成分強めの味です。ついつい手が伸びてしまうやみつき感。
ラグビー日本代表とポップコーンは何か関係があるのでしょうか。

10.マイクポップコーンのりわさび味
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マイクポップコーンの味バリエーションその3。
辛くはないですが、わさび特有のツンとくる感じのみが上手に再現されています。
お酒によく合いそうな味です。

11.マイクポップコーンブラックペッパー味
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マイクポップコーンの味バリエーションその4。
結構ペッパー風味が強いです。のりわさびより刺激的かも。
好きな人はかなり好きだろうな~という印象です。見た目が少し特徴的で、チョコチップのような胡椒はアイスクリームをも彷彿とさせます。

ちなみに、エントリーナンバー5番の無添加ポップコーン以外はすべて「ジャパンフリトレー(株)」という会社が開発もしくは共同開発に関わっている商品です。
www.fritolay.co.jp
ポップコーン以外にもお菓子などを製造している会社みたいですね。
恥ずかしながら自分は今まで知らない会社だったのですが、その道の方からすると王道も王道なのでしょう。

あと、せっかくなので各ポップコーンを使って占いGIFも作ってみました。
皆さんで遊んでみてください。

観察

さあ、本題の観察です。
見た目について見ていきます。
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色々分析してみました。
それぞれのポップコーンを見比べた時の違いを、要素に分けて分析していきましょう。

1.色
色の違いは、ほとんどが味(パウダー)に起因するものです。特別な味パウダーがついているポップコーンはパウダーの色、塩味のポップコーンは白色がほとんどです。

2.形
形は全ての人が気を遣う点。ここが制せない者はまずスタートラインに立てないでしょう。
ポップコーンを何百個と観察していると、ある事実に気づきます。
それは『ポップコーンの形は数種類に分類できる』ということ。
ポップコーンの形を幾つかの類系に分けて分析していきましょう。

・タコ型
人によって名付けは違いますが、恐らく最もスタンダードな形でしょう。コーンが弾けた際に中心となる球があり、中心と反対側の端の部分幾つかに分かれ、タコ足のように丸まっているのがこの形の特徴です。
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多くのものは端の部分も丸まっていますが、ごくまれに端が広がっているものもあります。端が均一に広がっているポップコーンは美しく、さながらユリの花弁のようになっているものもあります(花型)。
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・キャンディ型
タコ型は中心に対して破裂した端が1つだけでした。このキャンディ型は破裂した端が2つあり、包み紙につつまれたキャンディのような姿となっています。
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・ツボ型
破裂した際の端が小さくすぼまっており、あまりダイナミックな表現をしていないのがこの形。球体に近く、ティッシュポップコーンで表現しやすいのがこの形ではないでしょうか。この形は表面の凹凸が独特である場合が多いのが特徴です。実験はしていませんが、炒る際に大きな圧力がかかった結果表面に凹凸がつき、破裂も小さな規模で終わったものがこの形になっているのでは、と推測できます。
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・クレーター型
ポップコーンには茶色い部分があるかと思います。茶色い部分は、影にあたる裏側などに発生することが多いかと思うのですが、それが表面に現れているのがこちらのタイプ。
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ティッシュポップコーン作りにおいては茶色部分の作成が障壁となりやすいため、この種類のポップコーンが表現されることは少ないのではないかと思います。
しかし、クレーター型の表面に表れた茶色部は美しく配列されている場合も多いので、一見の価値アリ。

不定
これまで数種類にポップコーンの形を分類してしましたがいわゆる「その他」にあてはまるのがこの不定形。
形状に対する推測が難しいタイプです。
あえて定義するなら、中心となる球核が存在していないタイプ、ということになるでしょうか。
このタイプは丸まった頂点が多く、また茶色部も多いためあまりティッシュでの作成には向かない場合が多いかと思われます。
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ポップコーンの形については語り始めるとキリがないかと思うのですが、基本的にはキッチリとどれかひと種類に分類できるものではないかと思います。
例えば、「右側はタコ型だけど左側は不定形かな」というような分析の方法が良いのではないかと思われます。
あるいは少し専門的な見方になるかもしれませんが、有機化学の炭素から構成されるような立体的構造体をイメージし、その各官能基をそれぞれの型に分類していくような理解方法も良いかもしれません。
kimika.net
今はいろんな勉強用サイトがあるんですね…
僕も高校数学の美しい数学の物語というサイトにはよくお世話になっています。
高校数学の美しい物語 | 定期試験から数学オリンピックまで800記事


3.大きさ
大きさについては、多少の違いがありますね。
ただ、ティッシュポップコーンの作成には大きな影響を及ぼさないと思われます。
大きめのモチーフを用いるのか、小さめのモチーフを用いるのかのコンセプトさえ決まっていればそこまで影響はないかと思われます。

4.表面の凹凸
ここは見過ごしがちなポイントなのではないでしょうか。
ポップコーンには表面に細かなシワやヒビがあります。
この表面の感触はティッシュの質感とよく似ているように思われます。
つまり、この表面テクスチャをティッシュで表現できれば、リアルなティッシュポップコーン再現にぐっと近づくことができると思われます。
この表面の感触はなかなか写真で伝わるものではないと思いますので、皆様も各自ポップコーンを購入して直に観察してみてほしいと思います。
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考察

色々と分析を行ってみましたが、ポップコーン作りにおいて大切なのは単純な二点に絞れるかと思います。
それは表面の表現です。
形については、まず作りたいポップコーンの類型をしっかりと理解しておくことがまず大切かと思います。実際のポップコーンを模倣する製法も無難に高精度なのではないでしょうか。
表面については、ティッシュの加工技術が問われる分野かと思います。これは作成する都度、ポップコーンの表面をよく観察して表現していくのが得策かと思われます。
この表面を表現するための手法ですが、個人的にはティッシュを何回か重ねた「厚塗り」の表現とティッシュを濡らした際に生まれる「重厚感」で表現できるものかと感じています。この表現方法に関しても考察していく予定ですが、もう少し先になるかと思います。
ですので、今は試行錯誤、見よう見まねで表現を近づけていきたいと思います。

今日の作品

今日は道具を使って、既存のポップコーンをコピーする手法を用いて行きたいと思います。審査員のはじめしゃちょーさんもその手法を用いていました。

さて、今回模倣するのはこちらのポップコーン。
ティッシュはScottieのCASHMEREというポケットティッシュを使用します。
ピンセットなどを用いて細部を詰めることを目標としていきます。



さて、結果がコチラ。
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時間たりず…。左側がティッシュです。
テクスチャ(表面)と形状についてはこだわりを見せることができたかと思いますが、全体として作り込みが甘い結果となってしまいました。
どうもポップコーン「らしさ」というのはディティールには宿っていないような印象を受けます。このあたりはティッシュの難しさでしょうか。
ティッシュについては使用する種類も含め、もっと考える必要がありそうです…。

明日はポップコーンの分析(2)をお送りします!
それではまた次回。