ティッシュポップコーン世界大会本気で勝ちに行く~13日目~運営側の意図考察
こんにちは!
いよいよティッシュポップコーン世界大会ラスト3の13日目ですね!
グランドフィナーレに向けて、ティッシュポップコーン界隈の盛り上がりもより一層高まってきたかと思います。
今日は久々にSEKAI NO OWARIをYouTubeで聞いていたのですが、久しぶりに聴くとめっちゃいいですね、セカオワ。
ムーンライトステーション、めっちゃオススメなので是非聴いてみてください。
泣きそうになっちゃう。
www.youtube.com
さて今日のテーマですが、今日は「運営側の意図考察」と題してお送りしたいと思います。
意図考察、と言いましても利益の話やお互いの利害など、トレーダー的な分析をするつもりはありません。
提示されているルールとルール中の解釈が難しい文や単語の読解などを中心に行っていきます。
それらの分析の中で運営の望む物についても少し考えてみたいと思います。
ルールについて
改めて今大会のルールを振り返ってみましょう。
ルールについては一応、このブログの第1回で一通りさらってあります。
samesamekun.hatenablog.com
ここで、いくつか含みを持たせて放置したままになっている疑問点があるかと思いますので、まとめてみます。
- ティッシュポップコーンの完成度を競う
- 1枚の写真には1TP(ティッシュポップコーン)が上限
- 投稿後、広げてきちんとティッシュとして使うこと
- 使用済みティッシュの使用は禁止
- 審査基準は「どれだけポップコーンに似ているか、ティッシュへの愛情があるか」
こんなところでしょうか。
投稿後の使い方については一度取り上げましたが、主にその他の項目について、一つ一つ見ていきましょう。
1. ティッシュポップコーンの完成度を競う
当たり前の前提条件ではあるのですが、よくよく考えてみると完成度って何?となります。
色々なサイトから完成度という単語の解説について、引用しながら考えてみましょう。
完成度
読み方:かんせいど
完全さの度合い。完全無欠な状態への近さの度合い、改良の手を加える余地の少なさなどを表す表現。
「完成度(かんせいど)」の意味や使い方 Weblio辞書
完全無欠な状態への近さ、とのことです。
ではティッシュポップコーンにおける"完全無欠な状態"な状態とは…?
完全無欠という言葉は、以下のように解説されています。
kotobank.jp
ここからは考察になりますが、ティッシュポップコーンに目指すべき完璧な形は存在しないように個人的には思えます。
これは完全な球体の話と似ています。いわゆるイデア論というやつですね。
www.kyamaneko.com
ティッシュポップコーンとイデアの関係について論じている方は既にいらっしゃいます。
#ティッシュポップコーン
— 亀井玲太 (@blackyturtle) September 4, 2019
ティッポを作りたいと思う者に忠告しておくが、ティッポの高みを目指して複雑性と向き合い続けると、精神を病む恐れがある。
イデアの追究は程度を見極めなければ、自身の技量や思考を否定したくなる。そこから負の連鎖に陥るとモチベーション低下やスランプを招きかねない。
個人的にティッシュポップコーンはイデアが見えにくい、あるいは存在しないのではないかと思います。
なぜならティッシュポップコーンは最終的にティッシュに似せることを目的としているから。そして実際のポップコーンは形状が無数にある。
そうなると、ティッシュポップコーンのイデアは収束せず、発散してしまいます。
これらの議論から、ティッシュポップコーンに完璧さを求めるのは難しい、ということになります。ではどうすれば良いか。
僕個人の考えとしては、完成度という言葉を減点式で捉えるのが良いのではないかと思っています。先程引用した完全無欠をもう一度参照してみましょう。
欠点や不足がなくて、非のうちどころのないこと。また、そのさま。
完全なものが存在しないのであれば、完璧でない要素を潰していけばよい…。これが減点式の考え方かと思います。
ティッシュポップコーンにおける完成度はこの欠点や不足がないという点に焦点を当てて考えていくのが良いのではないかと考えます。
これが僕なりの一つの結論です。
2. 1枚の写真には1TP(ティッシュポップコーン)が上限
これは結論を決めるのは本当に難しい。とりあえず1TPの定義として当てはまりそうなパターンを列挙してみましょう。
- 1TPの定義1:ティッシュ1枚でポップコーン1個を作成したもの
- 1TPの定義2:ティッシュ1枚から作成できる任意個のティッシュポップコーン
- 1TPの定義3:任意の枚数のティッシュで作成された1つのポップコーンと認識できる物体
- 1TPの定義4:任意の枚数のティッシュで作成された任意の数のポップコーン
まず定義4はないでしょう。任意の枚数で任意の数のポップコーンを作成するのを1TPと定義した場合、1という定義の意味がなくなってしまいます。
また定義1と定義3ですが、このルールの上限という単語に気をつけると可能性が低くなるかと思います。
上限が1、ということは1以下の値もとれる、ということです。
しかし、作成するティッシュポップコーンの数が0でも良い、となってしまうとおかしなことになってきます。そうなると普通の風景画でも投稿OKという可能性が出てきてしまうのです。
その点を考慮すると、定義2のティッシュ1枚から作成できる任意個のティッシュポップコーンが1TPという考え方としては適当なのかなと思われます。
投稿した方は忘れてしまいましたが、1枚のティッシュから複数個のポップコーンを作成している方もいらっしゃいました。なんとなく直感的にも、それはセーフなのかな?と感じられるかと思います。
もちろん、別の解釈もあるかと思います。
上記以外の解釈がある方は是非コメント等で書いて頂けますと嬉しいです!
3. 投稿後、広げてきちんとティッシュとして使うこと
こちらは以下の記事で細かく考察しています。
samesamekun.hatenablog.com
ティッシュを開いてから濡らすと、より掃除効果が高まるのでオススメです!
4. 使用済みティッシュの使用は禁止
これは一見わかりやすいルールなのですが、使用済みという範囲の解釈がどこまでなのかが難しいところ。
ティッシュに着彩、もしくは加熱・水を加えるなどの加工を加えている方は結構いらっしゃいます。
結論から言いますと、これらはやらないほうが無難と考えています(あくまで個人の意見です!)。
ティッシュポップコーン世界大会公式HPで、中間発表として優秀ポップコーンがいくつか紹介されていたのは、前にも紹介したかと思います。
tissue-popcorn.com
こちらの作品が入選確実…という訳ではないかと思うのですが、すべてのティッシュに共通しているのは加工が行われていないことです。
また、UUUMのクリエイターさんやオモコロライターの方などもいくつか作品を挙げていますが、それらの加工が行われている作品は自分は観測したことがありません。
また、加工に関して公式側からアナウンスがなかったことを考えるとこれらの加工を行うことはあまり推奨されていないのではないかと考えることができると思います。
どちらにも解釈できることはやらない方が良い、くらいの薄い根拠ではありますが…個人的な意見としてはやらない方が良いかなという印象です…。
あまりにも目立った作品がない場合は加工してでも目立てばチャンスもあるかもしれませんが、既にクオリティの高い作品は沢山上がっていますからね…。審査員側としても不平不満が生まれないように加工作品はあまり入選に選びたがらないのでは?という憶測もできるかと思います。ゴシップ記事並ではありますが…。
5. 審査基準は「どれだけポップコーンに似ているか、ティッシュへの愛情があるか」
最後の疑問点ですね。「どれだけポップコーンに似ているか」は先程完成度を考えた際の考え方を適用すれば良いかと思います。
問題はティッシュへの愛情の解釈です。愛情とは何なのでしょうか。
愛とは…。⎳ℴ ⎷ ℯ…。
これは普遍的疑問です。人は愛を紡ぎながら歴史を作ると言われています。
これをブログ中の1記事で解釈して決めつけようというのはおこがましい考え方です。
という訳でズバリ僕の解釈を申し上げます。
当たり前に思えるかもしれませんが、ティッシュポップコーンに関しての愛情はひとえにティッシュポップコーンのことを考えた時間と密度で表せるのではないかと思います。
時間と密度という言い方も理解が単純ではないですが、やはりどれだけ対象のことを考えたかというのが最大の尺度だと思います。
この大会は予め準備する時間もなく、かつ会期が決まっています。
その中で時間は全員に共通する、一番平等なリソースではないでしょうか。
たとえアピールはしなかったとしても、期間中にティッシュポップコーンについて考えた時間が最終的に作品には表出してくるのではないかと思います。
ただ、直接的にティッシュポップコーンだけ考えていたのでは伸びない部分もあるかと思いますので、ティッシュについて、ポップコーンについて…色々な道を通っていくのが良いのではないかと思います。
このブログも、そのような様々な理解を深めるという意図もありますからね。
以上、色々なルールの項目に関して考察してみました。
あくまで個人的意見ではありますが、ご参考頂ければ嬉しいです。
今日の作品
今日はブログの内容とは関係なく、高みを目指した作品です。
紙を2組1セットから2枚に分離するのはもはや基本手法ですね。端の表現力が変わってきます。
何回も作っていて思うのですが、それぞれティッシュは個体により独特の表面を形成します。ある種の初期値鋭敏性を孕んでいると言えるでしょう。
カオス理論 - Wikipedia
ですので、本当にクオリティの高い作品を作ろうと思う場合ひとつのティッシュをこね続けるよりも、試行数を増やすという方向性の方が納得行く作品が出来やすいように思います。
という訳で今回も複数初期パターンから幾つも作ってみました。
あまり他の人がやっていないダンベル型からの形状構成は、色々な形状に応用が効くので楽しいです。
さて、色々撮りましたが、今回はこれでいきたいと思います。
今まで不定形寄りはあまり作ってこなかったのですが、一度端の広がりが大きいものを表現してみたかったのでこちらにしました。
こちらも2枚に分けた上で端のみを構成するティッシュと、核の部分を構成するティッシュの2枚で役割を分けて作成し、最後に合体させました。
次回次々回も、クオリティ志向でいきたいと思います。
さて次回ですが、審査員についてをテーマにしたいと思います。
メイン審査員ははじめしゃちょー、シルクロードさん、恐山さんの3人です。
各人について少し調べつつどのような人柄なのか、どのような作品を好みそうか予想していきたいと思います。
少し蛇足めではありますが、楽しく読めるものにしたいと思います笑
ちなみに最終日15日目は「まとめとあとがき」という形を取ろうと思っています。午前中しかないですしね。
残り2回と思うと寂しくなってきますが、明日もまた頑張っていきましょう!
それでは!(^o^)